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秋田~青森 5

横手の秋田県立近代美術館から八戸へ。夕方から夜の時間帯、約230kmの一人ドライブ。

ホテルについて、少し休んで夜の八戸を歩いて横丁を楽しむつもりが疲労で断念。

翌朝みろく横丁を通ってみた。やっぱ夜じゃなきゃ…。少し後悔しながらすぐそばの目的地「八戸まちなかひろば マチニワ」(下の写真)にたどりつく。

一言で言うならガラスの箱。朝から解放されているので人が数人。主な通りに面したガラスのスライドカーテンウォールが開放できるつくりで、前面道路側とビル間の路地を繋ぐような、自由に通り抜けられる。私が行ったときは開放されて半屋外的空間。冬や夜間は閉じてもっと屋内の印象になるのだと思う。

ぶらぶらして、道路向かいの「八戸ポータルミュージアム はっち」と「八戸ブックセンター」へ行ってみる。 2016年開業の八戸ブックセンターは市営。書籍を販売する書店で店内カフェもある。 書店なので本は共有ではなく私有になるのだけれど、コーヒーなどを飲みながら本をゆっくり読めて、買わなくても良い所が市営ならではかも。あるネット記事を読むと、実際書籍販売で利益はまったく出ていないらしい。ただ、八戸ブックセンターには「これまで手に触れる機会が少なかった本に出会える場の創出という、本に関する新たな公共サービスを提供する」という目的があるそうで、役割を果たしているように思った。また、そばに「マチニワ」がオープンしたこともあり、市外からの来訪者も多いようで来館者数を、年間1万人の維持を目指しているとあった。

とても良いまちづくりのアプローチだと思った。

八戸ポータルミュージアム (愛称:はっち)

鉄筋コンクリート造(免震構造)地上5階 延べ6480㎡

設計者 針生承一建築研究所・アトリエノルド・アトリエタアク設計共同体(ウィキペディア)


HPより、展示コンセプトと建築コンセプト 八戸の見どころや魅力を、市民作家や市民学芸員の芸術作品をとおしてわかりやすく紹介し、ここからまちなかや観光地に誘う、玄関口としての展示です。また、「はっち」館内で展覧会や発表会、練習などで活動している元気な市民の姿や、読書や憩っている市民、八戸弁でおしゃべりをしている素のままの市民の姿も含め、まるごと八戸が感じられる施設です。市民にとっては、八戸の魅力を再認識し誇りに思う場、観光客にとっては八戸にきたら必ず寄ってみたい場となります。「はっち」は八角形の中庭を中心に、八戸の中心街の特徴である路地、横丁のような回廊や、広場のような空間があり、八戸の魅力を発見しながら、各所で観覧や活動、ショッピングや飲食、休憩を楽しめる立体的なまちとして造られています。

と、書いてあった。 オープンと同時に駐車場側の入り口から入ると早速アンケートを求められた。日曜日の朝一だったので人はまばら、観光客向けの展示以外にも、子供の遊び場もあり子供連れの方を見かけたけど、地元の人が積極的に利用しているのかわからなかった。 CONCEPTは良いと思うし、街中のビル1棟に様々な用途が入っているのも良いと思うのだけど、何か違和感というか、しっくりこない感じが残った。日曜日の午前だったからかな、平日の利用されている風景を知りたいな。


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